

●Background
NASAの火星探査車「オポテュニティ」が撮影したパノラマ画像PIA03270を元に作成した360度パノラマです。以下、原文より。
オポテュニティのパノラマカメラの「エレバス・リム」パノラマ。第652〜663火星日(2005年11月23日〜12月5日)に撮影された。この頃、NASAの火星探査車オポテュニティは、メリディアニ平原の砂丘や岩石地帯を探査していた。このパノラマは、元は4つの異なるフィルターを使って撮影された635枚の画像からなり、探査車周辺360度の地形と、ローバー上面全てをカバーしている。このパノラマを撮影してから、技術者達がオポテュニティのロボットアームの診断と試験をしている間に、パノラマは、パノラマカメラのマルチスペクトル・フィルターの全てを通した1300枚以上の画像を含んだものに拡張された。これはミッションを通じて探査車が撮影した中では最大のものだ。
このパノラマは、パノラマカメラの750nm、530nm、430nmのフィルターを使用して、ほぼ実際の色に仕上げられている。ここに示した画像は、正距円筒図法で表示されている。火星に立っている人の視点をより忠実に再現するために、パノラマを構成する個々の画像の空の部分のつなぎ目を消してある。
このパノラマでは、細かい層状を呈する岩の露頭や、風紋、広いが浅い「エレバス」クレーターの縁沿いの円レキ・角レキを、かつてない解像度で見ることが出来る。ロボットアームの診断・試験後、技術者チームは、エレバスの別の露頭を探査し、最終的には「ビクトリア」と呼ばれる大きなクレーターを目指して南への走行を続けたいとしている。●Production Note
元画像には空の部分が含まれていないため、画像を上に拡張し、太陽を加えました。昼間の空を写した画像を見たことが無いので想像ですが、大気が薄いので、赤いチリの散乱の影響を受けない真上方向は、暗くなっていると仮定しています。太陽周辺は、「青い夕日」と違って大気を通過する距離が短いので、それほど青くないのではないかと想像しています。2006/02/22 公開